5.色合いの失敗とその対策
写真の色合いが上手くいかない最大の理由は、照明とデジカメのホワイトバランスの関係にあります。
通常はデジカメが自動的に「白」を「白」と判断して色合いを調整していますが、全ての場面でちゃんと調整できない場合があります。
特に蛍光灯を使用した場合は緑や青が強くなり、白熱灯では赤みが強くなります。
また、デジカメの性質上、青や紫といった色が実際の色と違う色で出やすいです。そこで色合いの対策として、
- ホワイトバランスの調整
- 照明を変更
- レタッチソフトで修正
が必要になります。
ホワイトバランスの調整
デジカメには、事前に蛍光灯などに合わせてホワイトバランスが設定されていたり手動で調整できるようになっています。このホワイトバランス調整機能を使って使用している照明に合わせてホワイトバランスを調整します。ホワイトバランスの調整をすることで、照明による色合いの変化を正しく直すことができます。
機種によって違いますが、コピー用紙などの白い紙を基準となる「白」としてデジカメに認識させる方法が一般的です。自分のデジカメの操作方法は取扱説明書などで確認してください。
照明を変更
もし、デジカメにホワイトバランスを調整する機能がない場合は、照明を変更する必要があります。照明機材そのものを変えても構いませんが、お金がかかって大変です。そこで、照明に白い紙を巻くだけでも照明の色が変わりますので試してみてください。
ソフトで修正
「
4.明るさの失敗とその対策」の所でも出てきましたが、色合いもレタッチソフトで修正することができます。レタッチソフトでの修正は最終手段だと考えていますが、青や紫などデジカメで表現が難しい色を実際の色に近づけるためには有効な方法です。