3.ピンボケの失敗とその対策
せっかく撮影した写真がぼけていることがあると思いますが、それには
- 手ブレ
- 被写体に近すぎる
- ピントのズレ
のような原因があり、それぞれに合わせて対策をする必要があります。
手ブレ
手ブレはシャッタースピードが遅くシャッターが切れる間にカメラがぶれることで起きます。また三脚を使ってもシャッターを押す時にカメラがぶれることがあります。これがいわゆる手ブレです。
手ブレには、「ガンプラ撮影の基本」でも話したとおり三脚+セルフタイマーを使うことでほぼ防ぐことができます。どうしても手持ちで撮影するのであれば、太陽光などを利用してできるだけシャッタースピードを速くしてあげるような環境を作ると、手ブレを少なくすることができます。
被写体に近すぎる
デジカメは通常モードにしろマクロ撮影モードにしろ被写体に近づいて撮影できる距離に限界がありますので、被写体に近づきすぎるとデジカメがピントを合わせることができずに撮影してしまいます。これが被写体に近づきすぎて起きるピンボケです。これを防ぐには自分のデジカメの撮影できる距離を把握し、適正な距離で撮影することです。
ピントのズレ
ピントのズレは、デジカメのオートフォーカスを利用している以上ある程度起きてしまいます。特にマクロ撮影モードでは被写界深度が浅くなる(ピントの合う幅が狭くなる)ので、ピントがずれやすくなります。
マニュアルフォーカスなどがない限りピントのズレを100%防ぐことは難しいので、微妙にアングルや距離を変えてみながら数枚撮影していい写真を選ぶようにしてください。
余談ですが、写真のピンボケはパソコン上で拡大するとよく分かります。逆にホームページ用に縮小するとピンボケが目立たなくなりますので、自分の使用するサイズに直して確認してみてください。意外とピンボケも気にならなくなります。